FX初心者が最も意識しがちなのは「どこで入るか（エントリー）」です。しかし、プロトレーダーが重視しているのは「どこで出るか（エグジット）」です。なぜなら、利益や損失が確定するのは出口であり、ここを決めていなければどんなエントリーも無意味だからです。
 

出口戦略を軽視する初心者の失敗

1. 利確を伸ばしすぎて建値に戻る
   　「もっと伸びるはず」と欲張り、利益を逃す。

2. 損切りをずらして大損
   　「もう少し待てば戻る」と粘って資金を溶かす。

3. 場当たり的な決済
   　根拠なく「今なら良さそう」と感覚で決済してしまう。
    

プロが重視する出口戦略

• 損切りを先に決める
  　エントリー前に必ず「この価格を割ったら撤退」と決める。

• リスクリワード比で利確を設定
  　最低でも1:2を守り、損小利大を徹底する。

• 部分利確を活用する
  　一部を決済して利益を確保し、残りはトレンドに任せる。

• 出口条件を紙に書いて徹底する
  　感情に流されないためにルールを明文化。
   

出口戦略を考えるメリット

1. 感情を排除できる
   　利確や損切りを迷わず実行できる。

2. トータル期待値が安定
   　勝率が低くても、出口戦略がしっかりしていれば資金は増える。

3. メンタルが楽になる
   　「どこで出るか」を決めているから、ポジションを抱えたまま不安にならない。
    

まとめ

トレードで大事なのはエントリーではなくエグジット。出口戦略を持たないトレードは、ゴールのないマラソンと同じで必ず力尽きます。

独学では「どの位置で出るべきか」を決めるのが難しいですが、FXセミナーではプロが「ここで利確・ここで損切り」とリアルに解説してくれるため、実践的な判断力が身につきます。

入口より出口を重視する。 この意識を持った瞬間、初心者はワンランク上のトレーダーに成長します。