1回の勝ち負けに一喜一憂する――これは初心者が最も陥りやすい罠である。
だが、プロは違う。プロが見ているのは 一回の結果ではなく「資金曲線」 だ。

■ 短期の勝敗に囚われる者の末路

• 勝って有頂天

　「自分は天才だ」と錯覚し、ロットを膨らませて即死。

• 負けて絶望

　「自分には才能がない」と決めつけ、ルールを放棄。

• 結果が安定しない

　一喜一憂の感情に流され、トレードがギャンブル化する。

■ 資金曲線を意識する意味

• 統計的優位性を確認できる

　100回のトレード単位で見れば、手法の本質が浮き彫りになる。

• メンタルの安定

　一回の勝敗に惑わされず、淡々とルールを実行できる。

• 改善点が明確になる

　資金曲線の形を分析すれば、自分の弱点が客観的に見える。

■ 資金曲線の見方

１．単発ではなく100回単位で評価せよ
　短期の勝ち負けはノイズ。100回以上の統計で判断する。

２．右肩上がりかどうかを見る
　多少の上下はあっても、全体が上向きなら正しい。

３．ドローダウンの深さと回復力を分析せよ
　「負け方」と「立ち直り方」が生存力を決める。

■ 最後に

一回の勝ちに浮かれるな。
一回の負けに沈むな。