FXで退場してしまうトレーダーの大半は、資金管理の崩壊が原因です。特に「ロット数の増やし方」を間違えると、わずか数回の失敗で口座資金が半減し、最悪の場合ゼロになります。
 

初心者が陥る危険な行動

1. 勝った直後にロットを倍増する
   　「今の勢いで勝てるはず」と調子に乗り、次の負けで利益どころか資金まで吹き飛ばす。

2. 損失を取り戻すためにロットを上げる
   　典型的なリベンジトレード。負けた状態でロットを増やすと、さらに損失が拡大する。

3. 根拠なく“このくらいでいいだろう”と決める
   　資金量や損切り幅を無視した感覚的なロット設定。
    

正しいロット管理の３つの鉄則

1. 1回のリスクは資金の2％以内
   　資金100万円なら、1回の損切りは2万円まで。これを守るだけで退場リスクを大幅に減らせます。

2. 損切り幅から逆算してロットを決める
   　損切りを10pipsに設定するなら、資金リスクに合わせてロット数を計算する。レバレッジは気分で決めるものではありません。

3. ロットは“少しずつ”増やす
   　勝ち続けたからといって急に倍増せず、資金が増えた分に応じて段階的に上げる。
    

プロの資金管理思考

プロトレーダーは「資金を守ることが最大の仕事」と考えています。むしろ「資金を減らさないこと」が第一で、利益はその延長線上にあるのです。
 

まとめ

ロットを増やすタイミングを間違えると、資金管理は一瞬で崩壊します。初心者ほど「稼ぎたい気持ち」に流されやすいため、数字で管理するルールが欠かせません。

独学では「正しいロット計算」を理解するのは難しいですが、FXセミナーでは講師がリアルに「この資金ならロットはここまで」とシミュレーションしてくれるため、即実践に活かせます。

資金管理を守ることは退屈に見えるかもしれません。しかし、それこそが相場で長く生き残るための唯一の方法なのです。