FX初心者の多くが最初にやってしまうのが、「感覚トレード」です。チャートを見て「上がりそうだから買う」「下がりそうだから売る」と、根拠のない予想でエントリーすること。これは一見シンプルで分かりやすいですが、実際には最も危険なトレード方法です。
 

感覚トレードが危険な理由

1. 一貫性がない
   　毎回エントリー根拠が違うため、検証も改善もできません。

2. 感情に左右されやすい
   　欲望や恐怖で判断が変わり、損切りを遅らせたり、利確を早めたりします。

3. 負けの原因が分からない
   　「なぜ負けたのか」が分析できず、同じ失敗を繰り返します。
    

感覚トレードの典型的な行動

• 指標発表前後に「とりあえず入る」

• 根拠がないのに「みんな上がるって言ってる」から買う

• 損切り位置を決めずに突撃

• 一度勝つと「自分の勘は当たる」と錯覚する
   

脱却するためのステップ

1. チェックリストを作る
   　「上位足と一致しているか」「リスクリワード1:2以上か」など、条件を満たすときだけエントリー。

2. トレード日記をつける
   　根拠を必ず記録する。後から見返せば「感覚で入った失敗」が一目瞭然になります。

3. 小ロットで練習する
   　感覚での失敗を「授業料」として最小限に抑えつつ、ルールトレードを体に覚え込ませます。

4. ルールを紙に書く
   　頭の中だけではすぐに忘れます。視覚化することで感情の暴走を抑えられます。
    

まとめ

感覚トレードを続けている限り、長期的に勝つことは不可能です。必要なのは「根拠あるトレード」に切り替えること。

独学では「自分のトレードが感覚かどうか」を判断するのが難しいですが、FXセミナーではプロがリアルチャートで「根拠ある判断の仕方」を解説してくれるため、感覚トレードからの脱却がスムーズに進みます。

相場はギャンブルではなく、ルールで戦う場所。感覚ではなく根拠でエントリーする習慣を身につけましょう。