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【MT4 バックテスト ティックデータ】なぜ実運用と結果がズレるのか|擬似ティックを捨てて再現性を取り戻す方法
MT4でバックテストを行う際、
モデルを全ティックに設定しているから問題ない。
そう考えているトレーダーは非常に多いです。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
全ティックという表記は、
実ティックデータを使っていることを意味しません。
多くの場合、
分足データから生成された擬似ティックが使われています。
この違いが、
バックテストと実運用のズレを生み出します。
■ティックデータとは何か
ティックデータとは、
市場で実際に配信された最小価格変動の記録です。
価格が1回動くたびに1ティック。
そこには次の情報が含まれます。
・価格が動いた正確な順序
・スプレッドの変化
・流動性が薄くなった瞬間
これらは、
分足や秒足データでは再現できません。
特に、
短期足EAやスキャルピングでは、
ティックの順序が結果を大きく左右します。
■擬似ティックが生む致命的な誤差
MT4標準のバックテストでは、
分足データを元に価格が補完されます。
このとき、
高値→安値→終値
といった一定のルールで生成されるため、
・実際には存在しなかった値動き
・あり得ない約定順序
が発生します。
その結果、
・ストップが理不尽に回避される
・利確が異常に入りやすくなる
という、
現実では起こらない有利な状況が作られます。
■なぜティックデータが重要なのか
バックテストの目的は、
勝つ未来を作ることではありません。
負け方を正しく知ることです。
実ティックデータを使うことで、
・どのタイミングで滑るのか
・どの時間帯で約定が不利になるか
・急変時にどれだけ耐えられるか
こうした現実的な情報が見えてきます。
これが見えていない状態で
EAや手法を評価するのは、
強度テストをせずに橋を渡るようなものです。
■Tick Data Suiteで何が変わるのか
Tick Data Suiteを導入すると、
MT4バックテストは根本から変わります。
・Dukascopyなどの実ティックデータを使用
・価格の動きが実際の順序で再現される
・スプレッド変動が自然に反映される
・モデリング品質が意味を持つ
これにより、
バックテストは理想値ではなく、
現実値を出す工程になります。
■ティックデータを使っても失敗する理由
実ティックデータを使えば
すべて解決するわけではありません。
多くの失敗は設定ミスから起こります。
・GMT設定がブローカーと不一致
・サマータイムが考慮されていない
・スプレッド倍率が過剰
・検証期間が短すぎる
ティックデータは非常に精密です。
だからこそ、
わずかなズレが結果に大きく影響します。
■ティックデータ検証で見るべきポイント
ティックデータを使ったバックテストでは、
次の点に注目すべきです。
・エントリー直後の挙動
・ストップ到達までの速度
・約定価格のズレ方
・連敗が発生する条件
これらが把握できると、
そのEAが実運用に耐えられるかどうかが
感覚ではなく事実で判断できます。
■MT4バックテストマニュアルの役割
ティックデータ検証は、
自由度が高い分、迷いやすい作業です。
MT4バックテストマニュアルでは、
・どのデータソースを使うか
・どの設定が結果に直結するか
・どこまで再現すれば十分か
といった基準を整理しています。
そのため、
検証が複雑になりすぎず、
判断がブレません。
■ティックデータを使うと結果が悪くなる理由
実ティックデータを使うと、
多くの場合、成績は悪化します。
しかし、
これは失敗ではありません。
むしろ、
・現実で起こる負荷が見えた
・耐えられないEAを事前に排除できた
という意味で、
検証としては成功です。
ここを乗り越えた設定だけが、
フォワードに進む価値を持ちます。
■まとめ|ティックデータなしのバックテストは幻想
MT4バックテストにおいて、
ティックデータは贅沢品ではありません。
最低条件です。
・擬似ティックでは現実は見えない
・実ティックで初めて負け方が分かる
・結果が悪くなるのは正常
MT4バックテストマニュアルは、
この前提に立って検証を進めるための
実践的な指針になります。
➡【MT4 バックテスト 精度】Tick Data Suite使い方ガイド|EA最適化・ティックデータ導入で実運用精度を再現
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