FX初心者が退場する最大の原因は、「ルール破り」です。手法が悪いのでも、運が悪いのでもなく、自分で決めたルールを守れないことが資金を溶かす一番の理由です。
 

ルール破りの典型例

1. 損切りをずらす
   　「もう少し待てば戻る」とラインを動かし、大損につながる。

2. ロットを増やす
   　連敗後に「取り戻したい」とロットを倍にして即退場。

3. 条件を満たしていないのにエントリー
   　「せっかくだから」と感覚で飛び乗る（ポジポジ病）。

4. 取引回数制限を守らない
   　ルールでは「1日3回まで」なのに、気づけば10回以上。
    

なぜルールを破ってしまうのか？

• 感情の暴走：恐怖や欲望に流される

• 慢心：たまたまルールを破って勝った経験がある

• 焦り：資金を早く増やしたい気持ちが強すぎる
   

プロの思考法

プロも感情は持っています。しかし、**「ルールを破った時点で負け」**と考えているため、徹底してルールを守ります。勝ち負けよりも「ルール通りできたか」を重視し、ルール違反をゼロに近づける努力をしているのです。
 

ルールを守るための工夫

1. ルールを紙に書いて見える場所に貼る

2. チェックリストを使い毎回確認する

3. トレード日記で“ルールを守れたか”を評価する

4. 破ったらその日のトレードを終了する
    

まとめ

資金を溶かすのは相場ではなく、自分自身です。ルール破りをゼロに近づけるだけで、成績は劇的に改善します。

独学では「なぜ自分がルールを破るのか」に気づきにくいですが、FXセミナーでは講師がリアル事例をもとに「なぜ人はルールを破るのか、どう防ぐのか」を解説してくれるため、改善が早まります。

ルールを守る者だけが資金を守り、相場に生き残る。 これがトレードの本質です。