多くのトレーダーは「利益をどこまで伸ばすか」を夢見る。
しかし、相場の真実は逆にある。

■ 「利益至上主義」の罠

• 含み益を含み損に変える

　「もっと伸びるはず」と欲に囚われ、利確を逃して退場へ。

• 損切りを先送りする

　負けを認められず「戻るだろう」と放置し、致命傷を負う。

• 資金曲線が安定しない

　大勝と大負けの繰り返しで、資金は右肩下がりになる。

■ 損を小さくすることが最優先

資金を守りさえすれば、未来のチャンスは何度でも訪れる。

• 1回の損失を口座の1〜2％以内に制御する

• 必ず損切りを設定する

• 小さな損を受け入れる習慣を持つ

■ 利益を伸ばすのは「その後」でいい

まず損を小さくできること。
その基盤が整った者だけが「利益を伸ばす技術」に挑戦できる。

• トレーリングストップで利を伸ばす

• 部分利確で残りを走らせる

• トレンドフォローを強化する

■ 損小利大の真実

１．損を限定せよ
　損切りを徹底しなければ利大は意味を持たない。

２．利益は副産物
　損を小さく抑えたトレードの積み重ねが、自然に利を大きくする。

３．退場を防ぐことが最大の利得
　市場に居続けられること自体が、未来の利益を保証する。

■ 最後に

トレードの本質は「資金を守ること」である。
利益を伸ばすことは魅力的だが、退場してしまえばその機会すら二度と来ない。