初心者トレーダーがよく口にするのが「自分の相場観では上がりそう」「そろそろ下がるはず」という言葉です。しかし実際には、この相場観に頼るトレードが最も危険です。なぜなら、それはデータや根拠ではなく、単なる思い込みだからです。
 

相場観に頼る危険性

1. 一貫性がない
   　その場の感覚で判断するため、トレード記録を検証しても改善点が見えません。

2. 感情に左右される
   　欲望や恐怖によって「上がるはず」「下がるはず」と都合よく解釈してしまいます。

3. 負けを受け入れられない
   　相場観に自信を持ちすぎると、損切りを拒否し、大損につながります。
    

プロが重視するのは「相場観」ではなく「データ」

• 過去検証によって確率的に優位性があるパターンを選ぶ

• リスクリワード比を基準にトレードする

• 感情を排除するためにルールを紙に書き、毎回確認する

つまり、プロは「自分の感覚」ではなく「ルールと数字」で戦っているのです。
 

相場観から脱却する３ステップ

1. トレード日記をつける
   　相場観で入ったときと、ルールで入ったときの成績を比べる。

2. エントリー条件を明文化する
   　「サポートラインに到達＋上位足と一致」など、客観的な基準を決める。

3. 検証で裏付けを取る
   　過去チャートで100回以上検証し、勝率や期待値を数値化する。
    

まとめ

相場は「当てるゲーム」ではなく「期待値のある行動を繰り返すゲーム」です。相場観は主観的で再現性がなく、長期的には通用しません。

独学では「相場観に頼っている自分」に気づきにくいですが、FXセミナーでは講師が「ルールとデータに基づく判断」の具体例を示してくれるため、客観的に学べます。

相場観を捨て、ルールを信じろ。 これが勝ち続けるトレーダーの唯一の道です。