FX初心者の多くは「この手法なら必ず勝てるはず」と思い込み、勝率ばかりを気にします。しかし、相場には「絶対勝てる手法」は存在しません。プロトレーダーが重視しているのは、確率と期待値です。
 

確率思考とは？

どんなに優れた手法でも、勝率は60〜70％が限界です。つまり、必ず負けが含まれるのが現実。トレードを「当てもの」ではなく「確率に基づくゲーム」と捉えることが必要です 。
 

期待値思考とは？

期待値とは「長期的に見て1回あたり平均でどれくらい儲かるか」という数値。

• 損切り10pips、利確20pips

• 勝率50％

この場合、10回トレードすると…

• 勝ち：5回 × 20pips ＝ +100pips

• 負け：5回 × -10pips ＝ -50pips
  合計＝+50pips

勝率はたった50％でも、期待値がプラスであれば資金は増え続けるのです。
 

初心者が陥る失敗

1. 勝率だけを追い求めて損切りを避ける

2. リスクリワード比を無視する

3. 1回ごとの結果に一喜一憂して感情に流される
    

プロの考え方

• 「1回の勝ち負けではなく、10回・100回の合計で考える」

• 「小さな負けを積み重ねても、期待値がプラスなら問題ない」

• 「確率の収束を信じて、ルールを守り続ける」
   

期待値をプラスにするためのルール

1. 損切りは必ず先に決める

2. リスクリワードは最低1:2

3. トレード日記で確率を検証する
    

まとめ

トレードは勝率の戦いではなく、確率と期待値の戦いです。勝率が低くても、期待値がプラスなら資金は増え続けます。

独学では「期待値の計算」や「確率の収束」を実感しにくいですが、FXセミナーでは実際のデータを使い「なぜ勝率より期待値が大事なのか」を学べるため、腑に落ちやすくなります。

勝率にこだわるな。期待値を積み重ねろ。 これが勝ち組トレーダーの共通思考です。