FX初心者がやってしまう最大の勘違いは、**「絶対に勝てる手法があるはず」**と探し続けることです。ネットやSNSには「必勝法」や「100％勝てるインジケーター」といった言葉があふれていますが、相場に「絶対」は存在しません。
 

相場は確率のゲーム

プロトレーダーは、トレードを「確率で戦うゲーム」として捉えています。どんな優れた手法でも勝率はせいぜい60～70％。残りの30～40％は必ず負けが出ます。つまり、負けを前提に戦略を立てることが必要なのです。

初心者が陥る「絶対思考」

1. インジケーターのサインを信じすぎる

2. 過去チャートで勝てたから未来も勝てると思う

3. 負けると「手法が悪い」と次々と乗り換える

この「必勝法探しの旅」から抜け出せない限り、トレードスキルは成長しません。
 

確率思考のポイント

1. リスクリワードを重視する
   　勝率が50％でも「損切り10pips・利確20pips」を徹底すれば資金は増えていきます。

2. 損切りを受け入れる
   　負けは避けられません。損切りは必要経費であり、資金を守るためのコストです。

3. トレードをシリーズで考える
   　1回1回の勝ち負けではなく、10回・20回の合計でプラスになるかを意識する。
    

プロのマインドセット

• 「勝つトレード」ではなく「期待値の高いトレード」を繰り返す

• 「次は負けるかもしれない」と常に考えて備える

• 「1回のトレードで人生は変わらない」と割り切る
   

まとめ

相場は不確実であり、誰も未来を完璧に当てることはできません。だからこそ「絶対」を求めるのではなく、「確率で勝ち続ける仕組み」を作ることが重要です。

独学では「確率思考」を体得するのは難しいですが、FXセミナーでは講師が実際の損益データを示しながら「なぜ確率で考えるべきか」を解説してくれるため、納得感を持って取り組めます。

相場に絶対はない。確率を味方につける者だけが、長期的に勝ち続けられるのです。