FX初心者が大きく資金を減らす典型的な場面のひとつが、経済指標発表時のトレードです。雇用統計やFOMC、CPI（消費者物価指数）などの発表直後は大きく動くため「稼ぐチャンス」と思われがちですが、実際には初心者が最も損失を出しやすいタイミングでもあります。
 

なぜ危険なのか？

1. 値動きが乱高下する
   　指標発表直後は一方向に動いたと思ったら、すぐに逆行する「ダマシ」が頻発します。

2. スプレッドが急拡大する
   　普段は0.2～0.5pipsのスプレッドが、数十pipsまで広がることもあり、エントリー直後に大きな含み損を抱える危険があります。

3. 感情が暴走しやすい
   　「今がチャンス！」という興奮や、「逃したらもったいない」という恐怖で冷静な判断ができなくなります。
    

初心者がやってはいけないトレード３選

1. 指標発表直後に飛び乗る
   　最もダマシに引っかかりやすい行動です。

2. 根拠のない逆張り
   　「もう上がりすぎたから売ろう」と安易に逆張りするのは危険。大口投資家の勢いに飲み込まれます。

3. 損切りを設定しない
   　急変動に巻き込まれ、気づけば口座資金が大幅に減っていた…という最悪のパターン。
    

プロの立ち回り方

• 発表直後はエントリーせず、数十分～数時間待つ

• 「方向感が固まった後」に仕掛ける

• 損切りを必ず事前に設定し、リスクを限定する
   

まとめ

経済指標発表時は初心者にとって「稼ぎ場」ではなく「危険地帯」です。むしろ静観して、落ち着いた値動きが出てから狙う方が勝率は高まります。

独学では「指標後にどう立ち回ればいいか」を学ぶ機会が少ないですが、FXセミナーではプロが実際の過去チャートを使って「この時はなぜ入らなかったのか」を具体的に解説してくれるため、実践的に理解できます。

資金を守るトレーダーは、指標直後には動かない。これを習慣化することが、長く勝ち続けるための第一歩です。