FX初心者がよくやってしまう失敗のひとつが、「もっと伸びるはず」と欲張って利確を逃すことです。結果として建値に戻り、せっかくの利益がゼロになってしまう…。これは多くの退場トレーダーが経験する典型的なパターンです。
 

なぜ欲張ってしまうのか？

1. 過去の後悔
   　「前回は早く利確しすぎた」という記憶が欲を刺激します。

2. 人間の本能
   　利益を最大化したいという欲望が強く働きます。

3. 情報に惑わされる
   　SNSやニュースで「もっと伸びる」と聞いて我慢してしまう。
    

利確で守るべき鉄則

1. リスクリワードを基準にする
   　「損切り10pipsなら利確20pips」とあらかじめ比率で決めておく。

2. 欲張らず“十分な利益”で撤退する
   　「最高値で売る」ことは不可能。プロも“取れるところだけ取る”と割り切っています。

3. 部分利確を活用する
   　一部を利確して利益を確保し、残りはトレンドに乗せる。心理的な安定にもつながります。
    

プロの考え方

プロは「利益を守ること」を最優先にします。むしろ「利確は早めでいい」と考えており、小さな利益を積み上げながら、大きなトレンドだけ伸ばすスタイルです。また、「利確できないトレーダーは、結局損切りもできない」とも言われています。
 

欲張りを防ぐ具体策

• 利確ラインを紙に書いて机に貼る

• トレード日記に「欲張って失敗したケース」を記録する

• 利確ライン到達後は「機械的に決済」して感情を入れない
   

まとめ

利確は「最大の利益を狙う行為」ではなく「利益を守る行為」です。初心者ほど欲張らず、十分な利益を得た時点で撤退するのが鉄則です。

独学では「どこで利確すべきか」が曖昧になりがちですが、FXセミナーではプロがリアルチャートで「この場面ならここで利確」と解説してくれるため、実践的な基準を学べます。

利確を欲張らない勇気こそが、トレーダーとして長く生き残る秘訣なのです。