FX初心者がやってしまいがちな勘違いは、「勝ちトレードを増やすことが上達につながる」と考えることです。しかし、プロトレーダーが最も重視しているのは「負けトレードの検証」です。
 

なぜ負けの検証が大事なのか？

1. 勝ちは運でも得られる
   　一度の勝ちに再現性はありません。偶然の勝利を分析しても成長にはつながりにくいのです。

2. 負けには必ず原因がある
   　損切りが遅れた、エントリーが早すぎた、リスクリワード比を無視したなど、負けには改善できる要素が隠れています。

3. 同じ失敗を繰り返すと退場につながる
   　特に「損切りを動かす」「取り戻したい病」「ポジポジ病」などは典型的な負けパターン。これを分析して封じ込めることが重要です。
    

負けトレードの検証方法

• チャートをスクショする
  　エントリーと損切り位置を記録し、なぜ逆行したのかを振り返る。

• 感情を記録する
  　「焦って入った」「利益を逃したくなかった」など心理状態を書き残す。

• ルールとの照合
  　マイルールを守った上で負けたのか、ルールを破って負けたのかを区別する。
   

勝ちトレードより学びが多い理由

勝ちトレードは気分が良いため深く振り返らずに終わってしまいがちです。しかし負けは痛みが伴うからこそ、次に生かす意欲が湧きます。「負けを糧にできる人」がプロに近づいていくのです。
 

検証を習慣化するコツ

• ルールブックやトレード日記にまとめる

• 毎週末に「負けだけを振り返る時間」を作る

• チェックリストを作り、同じミスを封じる

独学では「負けの検証」を後回しにしてしまいますが、FXセミナーでは実際の失敗事例を共有しながら改善策を学べるため、自分のトレードに即応用できます。

勝ちよりも負けを大切にする。これが、初心者から脱却する最速のルートです。