FX初心者がほぼ必ず通る道、それが**「ポジポジ病」**です。チャートを開くと「今すぐエントリーしたい！」という衝動に駆られ、根拠が曖昧でもポジションを持ってしまう。結果として無駄な損切りを繰り返し、資金が減っていきます。
 

ポジポジ病の心理的背景

1. 安心感を得たい
   　ポジションを持っていないと「機会を逃している気がする」。建玉を持つことで安心してしまう。

2. 退屈を避けたい
   　チャートを眺めているのにエントリーしないのは退屈。つい感情でトレードしてしまう。

3. 取り戻したい心理
   　損切り後に「すぐにリベンジしたい」と思い、根拠が弱いエントリーをしてしまう。
    

ポジポジ病の典型的な行動

• 損切り直後にすぐ再エントリー

• 1日に10回以上ポジションを取る

• 「上がるか下がるか分からないけどとりあえず入る」

• 気づけばチャートに張り付きっぱなし
   

克服するための具体策

1. エントリー条件を紙に書く
   　「リスクリワード1:2以上」「上位足の方向と一致」など、条件を明文化し、満たさなければ絶対に入らない。

2. トレード回数を制限する
   　1日2回まで、週5回までなどルールを決める。これだけで無駄なエントリーが大幅に減ります。

3. 待つことを成功と定義する
   　「今日はノートレードで終われた＝勝ち」と考える。資金を守ること自体が最大の利益行為です。

4. 記録を残す
   　ポジポジ病に陥った時の状況や感情を日記に記録し、振り返ることで改善点が見えてきます。
    

プロはどう向き合っているのか？

プロも「ポジションを持ちたい衝動」は感じます。しかし彼らは「待つ訓練」を日常的にしており、入らない勇気を持っています。

独学ではポジポジ病を克服するのは難しいですが、FXセミナーでは講師がリアルタイムに「なぜ今は入らないのか」を解説してくれるため、自然と「待つ力」が身につきます。

FXは「戦わないことも戦略」。ポジションを持たない時間を恐れず、資金を守る勇気を持ちましょう。