FXを始めると、多くの初心者は「どのインジケーターを使えば勝てるのか？」と考えます。移動平均線、MACD、RSI、ボリンジャーバンド、ストキャスティクス…。チャートにたくさんのテクニカル指標を並べて「これで完璧だ」と安心したくなる気持ちはよく分かります。

しかし実際には、テクニカル指標に頼りすぎることが大きな落とし穴になります。
 

なぜ頼りすぎは危険なのか？

1. 指標は過去のデータに過ぎない
   　インジケーターは価格の「結果」を数値化したもの。リアルタイムの動きより遅れて反応するため、エントリーがワンテンポ遅れます。

2. サインが矛盾することがある
   　MACDは買いシグナル、RSIは売りシグナル…とバラバラのサインが出ることも珍しくありません。結局、判断に迷い、感情トレードになります。

3. 分析が複雑になりすぎる
   　指標を増やすほど「どのサインを信じればいいのか」分からなくなり、結局エントリーできない、または感覚に頼る羽目になります。
    

プロが大切にするシンプルな分析

プロトレーダーは、テクニカル指標を「補助」として使いますが、最も重視しているのは価格そのもの（プライスアクション）です。

• 高値・安値の切り上げ／切り下げ

• サポートライン・レジスタンスライン

• ローソク足の形（ピンバー、包み足など）

これらシンプルな要素だけで十分にトレード戦略を立てられるのです。

シンプル分析のメリット

• 迷いが減り、即断即決できる

• 誰が見ても同じラインなので「意識されやすい」

• 感情トレードを抑えやすい
   

初心者へのおすすめステップ

1. まずは移動平均線＋サポレジラインだけで分析

2. プライスアクションを学び、チャートをシンプルに見る習慣をつける

3. インジケーターは「補助ツール」と割り切る

独学では「結局どの指標を使うべきか」で迷走しやすいですが、FXセミナーではプロが「最低限の指標だけで判断する方法」をリアルチャートで解説してくれます。

テクニカル分析はシンプルであるほど強い。迷いをなくし、チャート本来の姿を読む力を磨くことが、勝ち組への近道です。