FX初心者の多くは「頭の中でルールを決めているつもり」になっています。しかし実際のトレードになると、感情に流されてそのルールを破ってしまう。これが退場の最大原因のひとつです。プロトレーダーが口を揃えて言うのは、「ルールは必ず紙に書け」ということです。
 

なぜ紙に書くのか？

1. 視覚化すると感情を抑えやすい
   　頭の中だけだと「今回は例外」と自分に言い訳できますが、紙に書かれたルールを見ると冷静になれます。

2. 繰り返し確認できる
   　毎朝ルールを読み返すだけで、自然と体に染み込みます。

3. 記録と検証に役立つ
   　「ルールを守ったかどうか」を振り返ることで、改善点が明確になります。
    

書くべきルールの例

• 1回のリスクは資金の2％以内

• 損切りを必ずエントリー前に決める

• リスクリワード比は最低1:2

• 上位足の方向と一致していなければ入らない

• 感情が乱れている日はトレードしない
   

紙に書くことで得られる効果

• 損切りをためらわず実行できる

• 無駄なエントリーを減らせる

• コツコツドカンの心理罠を避けられる

• 習慣化が早まり、継続力が高まる

初心者は「ルールを守れない自分」に悩みがちですが、それは意思が弱いのではなく、環境を整えていないだけです。紙に書いて机に貼る、手帳に挟む、スマホの待ち受けにする。こうした工夫で「強制的に目に入る環境」を作れば、感情に流されにくくなります。

独学でルール作りをしても曖昧になりがちですが、FXセミナーでは講師が実際に使っているルール表やチェックリストを公開してくれることがあります。これを参考に、自分だけのルールを作り、紙に書き出すことができます。

勝ち続けるトレーダーは、例外なく「ルールを紙に書いて徹底」しています。あなたも今日から、頭の中のルールを外に出すことから始めましょう。