ナンピンは地雷 ― 踏んだ瞬間、口座は吹き飛ぶ。

トレードで最も甘美な誘惑のひとつ――それが ナンピン だ。

「含み損が減る」
「平均取得価格が有利になる」
「もう少し待てば戻るはずだ」

一見すると合理的に見える。
だが実態は違う。ナンピンとは、相場に埋められた 地雷 である。
踏んだ瞬間、あなたの口座は吹き飛ぶ。


■ ナンピンが破滅を生む理由

  • 切り拒否の延長線上にある

 ナンピンは「損を確定したくない」という弱さから生まれる。
 つまり、問題を先送りしているだけ。

  • リスクが雪だるま式に膨らむ

 枚数を重ねるごとに、少しの逆行で資金が一気に削られる。

  • 資金管理が崩壊する

 本来のルールを破り、感情任せでロットを積み増す。
 その時点でトレードはギャンブルに変わる。


■ ナンピンに救いはない
 

「たまたま助かった」――そういう経験が一番危険だ。
助かった記憶が脳に刷り込まれ、次もナンピンを繰り返す。
だが相場は必ず裏切る。
助からない一回が来た瞬間、全てを失う。

生き残る者は、この真実を知っているから「ナンピンは絶対にしない」。


■ プロは逆に「分割エントリー」を使う

勘違いしてはならない。
プロがするのはナンピンではなく 計画的な分割エントリー だ。

  • 想定したゾーンで分割して入る
  • 損切りラインは最初から決めている
  • 平均化ではなく「リスクのコントロール」が目的

ナンピンは地雷だが、分割エントリーは戦略だ。
両者は似て非なるもの。


■ ナンピンで散った者たちの共通点

  • 「戻るはず」という願望に賭けた

  • 「一時的だから」と自分を誤魔化した

  • 「助かった過去」に縋り続けた

そして最後は、避けられない一撃で吹き飛んだ。
地雷原を歩き続ける者に、生き残りはない。


■ 最後に


ナンピンは地雷。
踏んだ瞬間、口座は吹き飛ぶ。

損切りできない者が選ぶのは、ナンピンという自爆スイッチだ。
生存者は、そのスイッチに一切触れない。

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