多くの初心者トレーダーは「損切り＝悪」と考えがちです。しかし、プロトレーダーにとって損切りは必要経費であり、むしろ「小さな損切りを積み重ねること」こそが生き残る秘訣です。

初心者がやりがちな失敗

1. 損切りを避けて塩漬け
   　「いつか戻るはず」と思い、損切りを先延ばしにして資金を拘束してしまう。

2. 損切り幅が大きすぎる
   　根拠のない広い損切りで、一度の負けで口座が半分になるケースも。

3. 損切りをずらす
   　感情に負けてラインを動かし、結局大損につながる。
    

プロの損切りの考え方

• 損切りは原価（仕入れコスト）
  　商売において仕入れなしで売上は立たないように、トレードにおいて損切りなしで利益は生まれません。

• 小さな損切りを歓迎する
  　「シナリオが外れた」と分かった時点で即撤退。これにより資金を守り、次のチャンスに備えます。

• 損切り額を一定に保つ
  　資金100万円なら、1回の損切りは1～2万円以内に固定。額をブレさせないことで、資金曲線が安定します。
   

小さな損切りを続けるメリット

• 心理的ダメージが少ない
  　1回の損失が小さいため、冷静に次のトレードへ進めます。

• 連敗しても生き残れる
  　資金を大きく減らさないので、相場に居続けることができます。

• 大きなトレンドに乗れる
  　小さな負けを受け入れて待っているからこそ、大きなチャンスを掴めます。

プロは「勝率よりもトータルでプラス」を目指します。たとえ勝率が40％でも、リスクリワード1:2を守れば資金は増えていくのです。

独学では「損切りの基準」を自分で見つけるのが難しく、感情で動かしてしまいがちです。そこで役立つのがFXセミナーです。実際のチャートを使って「どこで損切りすべきか」をプロが解説してくれるため、感覚的に理解できます。

小さな損切りを恐れないこと。それこそが長期的に相場で生き残り、やがて資産を増やす唯一の道なのです。