FXで長期的に勝ち続けるための最重要ポイントの一つが、リスクリワード比です。これは「1回の損失に対して、どれだけの利益を狙うか」という指標で、多くのプロトレーダーは 最低でも1：2 を基準にしています。

例えば、損切りを10pipsに設定した場合、利益確定は20pips以上を狙う。このシンプルなルールを守るだけで、勝率が50％を切っていても資金は増えていく仕組みになります。

初心者が陥りやすい失敗は次の通りです。

1. 損切りを大きく、利確を小さくする
   　「せっかくのポジションだから」と損切りを広げ、逆に小さな利益で手仕舞うパターン。結果として資金が減っていきます。

2. 勝率にこだわりすぎる
   　「勝率90％」を目指すあまり、損切りを避けて塩漬けに。大損の温床になります。

3. 感情で基準を変えてしまう
   　負けが続くと利確を早めたり、勝ちが続くと損切りを広げたりと、一貫性がなくなります。

リスクリワード比を守るためには、次の３つのステップが有効です。

• 損切りを先に決める
  　「どこまで許容するか」を明確にしてから、利確位置を設定します。

• 環境認識を取り入れる
  　日足や4時間足で大きなトレンドを把握し、その流れに沿って1：2以上のトレードを狙います。

• 取れるところだけ取る
  　「今日は20pips取れれば十分」と割り切ることで、無駄なエントリーが減ります。

リスクリワード比は、トレーダーの成績を安定させる「安全弁」のような役割を果たします。勝率を追い求めるよりも、この比率を徹底した方が結果的に資金は増えやすいのです。

独学ではつい感情に流されて基準を守れなくなりがちですが、FXセミナーでは講師がリアルタイムで「この位置なら1：2が取れる」と解説してくれるため、実戦的に理解できます。

「勝率よりもリスクリワード」。これを合言葉にすれば、あなたのトレードは一気に安定へ近づくでしょう。