FXで最も避けなければならないのが「大損する相場」に手を出すことです。実際に退場していくトレーダーの多くは、勝ちやすい局面ではなく「やってはいけない局面」で無理にトレードしてしまっています。

では、どんな相場が危険なのでしょうか。代表的な３つの特徴を紹介します。

1. ボラティリティが小さいレンジ相場
   　値幅がほとんどなく、価格が上下にフラフラする場面です。参加者が迷っているため、どちらに動くか予測できません。こうした局面でエントリーすると「売れば上がる、買えば下がる」という往復ビンタを食らいやすいのです。

2. フラッグやボックス型の持ち合い
   　一見ブレイクしそうに見えても、すぐに反転して「ダマシ」に終わることが多いです。特に初心者は「そろそろ動くだろう」と期待して飛び乗り、大損につながります。

3. 直後に重要な経済イベントが控えているとき
   　雇用統計やFOMCなど、大きな指標発表前は値動きが不安定になりがちです。方向感がないまま乱高下し、損切りを繰り返す原因になります。
    

なぜ危険な相場に手を出してしまうのか？

心理的には「早く取り戻したい」「動きがないと退屈」という気持ちが背景にあります。特に損失を抱えた状態では「今度こそ！」と根拠のない期待でエントリーしてしまいがちです。
 

プロの立ち回り方

• 明確なトレンドが出るまで徹底的に待つ

• ブレイク直後は飛び乗らず、戻しを確認してから入る

• 「動かない相場では稼げない」と割り切る

独学では「この相場は危険だ」と判断するのが難しいですが、FXセミナーでは講師が実際のチャートを使い「ここは絶対に入ってはいけない局面」を解説してくれます。これにより、自分一人では気づけない危険信号を事前に察知できるようになります。

大切なのは「やらない勇気」です。勝ちやすい相場でだけ戦い、危険な相場はスルーする。これこそが、大損を避けて長く生き残る唯一の方法なのです。